Making of Weight

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〜スーパースワンの錘(おもり)の製作〜




スワンの錘(おもり)の製作−その1 07/03/10


スワンの錘の製作に突入。

錘の製作にあたって今後の製作のために、カットの精度を高める方法としてジグソーと治具を使う方法を試してみることにした。


▲こんな感じ。ジグソーはホームセンターの一番安いヤツを購入。


▲治具の完成予想図
 ちなみにこの治具はこちらのページを参考にさせていただいた(ありがとうございました)。というかそのものです。ですのでこれのコピーライトは、上記サイトの管理者様にあります。


▲ボンドは使わずビス止めにした


▲きつからず緩からずで調整しているようす


▲木工仕上げ切り用を装着


▲切ってみた。結果はあまりにもひどい・゚・(ノД`)・゚・。垂直は出ないし両側から切ったらこんなに差が出てしまった。15mmのラワン合板でこれだから21mm合板なんて・・・。結論。ジグソーで直線切りは無理!(キッパリ)。


▲これは「ソーガイド」と「ゼットソー(手引きのこ)」で切った切り口


▲わかりにくいが、これがジグソーの「仕上げ用」ブレードで切った切り口。すごくジャギーだ。


▲ということで今回も手引きでカット。

今のところ「ソーガイド」と「ゼットソー」の組み合わせが私の中ではベスト精度。ジグソーで切ったパーツは精度が激悪なのでこれからが大変だ。いろいろ試しながらの製作なので今日はカットだけで終わってしまった。


スワンの錘(おもり)の製作−その2 07/03/11

昨日の続き。


▲製作時間節約のためコンパネビスとボンドで固定した。カットの精度が激悪なので各コーナーに隙間が・・・orz。コーキングでふさいだ。


▲完成した枠


▲川砂を取ってきて洗浄してセメントを混ぜて流し込んだ。日向に出して乾燥中。


▲前面コーナーのR処理


▲ウォルナットのステインを塗ったところ。

今日はここまで。コンクリートが乾くまでこの状態で放置。


スワンの錘(おもり)の製作−その3 07/03/18

さて続き。


▲コンクリートがやっと固まった


▲ぴったり入れたつもりがかなり目減りしている。前回の製作のときにコンクリートから水が浮き出ていたからなー。コンクリートに混ぜる水が多すぎたんだろう。蓋をするとここに若干の空間ができてしまうが音響的に影響があるだろうか。


▲上蓋の接着


▲めちゃくちゃ誤差が出ている部分をパテで補修することに。この時点でスティン仕上げを断念。せっかく塗ったスティンが無駄に・・・orz。まぁ、いいさ、ケチってラワン合板にしたので木目はそんなによくなかったもの(´;ω;`)。


▲いたるところ補修だらけ。工作はカットの精度が命ですね。


▲裏側。実はまだ、スティン仕上げに未練があって底板にスティンを塗った。ビス止めの穴は何もしていない。設置すれば見えないから。


▲この時点で黒ペンキ仕上げを決断。残っていた黒ペンキを塗る。


▲ニスを塗った。3度塗り。塗ってはペーパーがけ。この日は風が強くよく乾いた。そのかわりほこりが付着して困った。


▲黒ペンキのおかげであれだけ補修したとは思えない仕上がりに。秤で重さを量ってみると11.2キログラムでした。もっと重くしたい場合は側板をもっと高くすればいいのですが、やはり程度もの、設置したときのデザインを考慮しないと。


▲さていよいよ装着!ん?なんでこれ以上前に出ねーの?


▲ Σ(゚д゚)しまったーーーーーっ!!凹の深さをネックの部分しか計算していなかった・・・orz。


▲ネックの前面とはぴったりだが、スワン胴体の前面とは、これだけ誤差が・・・。なんてこった・゚・(ノД`)・゚・。


▲前に出ない分だけ後ろが出てしまっています。


▲どうしようもないのでとりあえず完成・装着の図

かんじんの音はというと箱鳴りのボンつきが抑えられてしまった音になった(みたい)。かなりよくなった(と思いたい)。すみません、語彙力がなくて。しかも主観が入りまくりです。もし同じようなものを製作されるという方はネックの前の部分も計算に入れるのを忘れないようにしましょう(え、そんなミスするの私だけですか、そうですか、たいへん失礼しました)。

気になったのでグーグルスケッチアップを確認してみた。


▲板がネックにめり込んでいる。この時点で気づいていれば・・・。
それとこれは製作過程で気づいて修正したのだが、ネック周りは5ミリ程度余裕を作っておいた方が無難です。きっちりの寸法で作ってしまうと、ペンキやニスなどを塗るのと製作時の誤差などで入らなくなってしまいます。


スワンの錘(おもり)の製作−その後 07/03/19

やはり中途半端な状態では精神衛生上よくない。ということで修正することに。


▲まずは、ビスを取り除く。


▲ドリルで穴を開け、そこからジグソーで切る。当然歯が届かないので裏側からも同じようにやる。


▲ジグソーの切れ目はどうしても斜めになるのでノミで削る。


▲サンダーで平らにする


▲やっぱり黒は違和感ありすぎなのでブラウンのペンキを塗ってニス塗り


▲乗せてみた。今度はぴったり。


▲後ろもぴったり。あーすっきりした。


▲とりあえずこれでよしとする。三脚なしでフラッシュはきらいなので手ぶれがひどいです。
しかし、色がイマイチだなー。美しくない・・・(´・ω・`)ショボーン。


スワンの錘(おもり)最終形 07/03/25

スーパースワンに載せているおもりのペンキを見るとたびにvery sadな気持ちになっていたので、思い切ってペンキをカンナではがしました。そして半べそヤケクソ状態でサンダーかけまくりました。そしてステイン仕上げ。その結果がこれ。


▲スワンと同じステインを3回塗ってニスを5回塗りました。


▲ラワン合板の表面。やはりあまり美しくないです。ケチるとろくなことはありません。二度と製作しないものなら、少し高くてもいい材料を使った方がいいですね。


▲装着の図。やっと落ち着きました。もうため息をつくこともないでしょう。


▲スーパースワンとそのおもりの最終形です。もう二度と仕上げにペンキは使うまいと心に決めました。塗装って難しいですね。





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参考:スワンは↓の書籍に掲載されています。


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