モアを16cmユニット用に縮小してみた 07/03/22 なぜレアだけ「純粋」なスワン型の音道ではないのか(折り返しが1段少ない)ずっと不思議だった。そこでモアを縮小したらどうだろうと思ったわけである。グーグルスケッチアップならすぐにできる。縮小率だが、単純にユニット口径で割ってみた。レアが151mm、モアが185mm。185mmを151mmにするには82%をかければよい、という計算。その結果は下図のようになった。 ▲左がモアJr.、右がスーパーレア とてもよさげである。これだけではいかにもアレなので、ちょっとだけ数値的に検証してみる。 ▲モアJr.のヘッドの寸法 ▲スーパーレアのヘッドの寸法 スーパーレアはES用に拡張されたヘッドなので若干大きめなのだろうか。明らかにモア82%のヘッドは小さい。第1音道の開口面積は、モア82%が127.4平方センチなのに対してスーパーレアは121平方センチだ。概ね同じである。ヘッドだけはスーパーレアのものを使えばよいのではないだろうか。 さて肝心の音道の方はどうだろうか。 ▲モアJr.の音道のようす ▲スーパーレアの音道のようす
▲音道の断面積のグラフ 一見してモアJr.の方が理想的な曲線であることがわかる。モア Jr.は結構検討に値するんじゃないだろうか。板厚は21mmにしたいのでもう少し煮詰めてみたい。 モアJr.その後 2007/3/23 ▲板を21mm厚にして、スーパーレアのヘッドをつけた。細部比較的キリのいい数字にしてみた。純血のスワン族と呼んでいいのではないだろうか。 データはこちら。「mor_jr.skp」をダウンロード(zip形式で圧縮しています) ▲大きさの比較。左から、モア、モアjr.、スーパーレア21mm その後・・・板取 07/04/22 前面補強板と後ろ面補強板を取り付けて、細部きりのいい数字にした。ネックをレアと同様にし見栄えをよくした。 ▲完成予想図 ▲リアビュー ▲板取図。大きい部品が多いので工夫の余地はない。6枚必要です。板番号はモアと同じです。超テキトーですのでバグありです、たぶん。 トップページへ ※skpファイルはGoogle SketchUpというソフトのデータファイルです。Google SketchUpは以下から無償でダウンロードできます。 http://sketchup.google.com/download.html 見るだけならビューアが便利です。ビューアのダウンロードはこちら。 http://www.sketchup.com/?sid=40 Google SketchUp 6.0.*** Viewerのバージョンのものをダウンロード・インストールしてください。 |
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参考:スーパーレアは↓の書籍に掲載されています。 長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 図面集編 SpecialEdition 2 |