モアの製作−1日目 07/05/19 ということで、いきなり製作に突入したわけであります。スピーカの製作はこれを最後にしたい(できるのか?)と思うので恋焦がれていた「モア」を作ることにした。で、今回は秘密兵器を導入してある。以下、1日目のようすである。 ▲21mmシナ・サブロク合板8枚 ホームセンターで21mmシナ合板を8枚買ってきた。1枚6,980円也。8枚で55,840円、高いよママン・・・。 ▲断面はこんな感じ やはりホームセンターの合板は品質がそんなによくないようだ。マキゾウさんでは品質のよいシナ合板をモアのカットで75,000円で販売されている。19,160円の差である。精度もいいし、普通なら断然こちらを選択するのがベ ターである。しかし、やはり板から部品ひとつずつ切り出して作っていくことにこだわってしまうのです。自分の作品に人の手を借りたくない、ということなのでしょうか。陶芸で言えばこねた土を買ってくるのではなくて土をこねるところからやりたいわけです。まぁ、無謀なだけなんですけどね。 ということで、いきなりカットに突入である。今回は秘密兵器を導入してあるのだ。ジャカジャン。 ▲「セーフティボーイ」 これが今回導入したまるのこ用ローラー定規「セーフティボーイ」だ。まるのこ付きで19,950円である。これを買うくらいならマキゾウさんでカットしてもらった方がいい、という声が聞こえてきそうだ。 ▲最初の位置あわせ 誤差が1mm以内になるように最初に十分時間をかけて位置あわせをしておきます。 ▲カットしているようす で 精度はというと十分満足のできるものです。初めてでも結構いい精度が出ます。なんと言っても楽チンなのですね、21mm合板でも「ギュイーン」と一発で カット終了。手引きのつらさを考えるとまるで天国です。平衡切りにはもってこいのすばらしい補助具です。これ、お勧め。間違ってもジグソー+ジグで直線を 切ろうと思わない方がいいですね。ただし、まるのこなのでカットするときに当然大きな音と粉塵が出ますので、使用環境が限られます。 ▲一気に直線が切れてしまいます 長 い直線でも難なく一気に切れてしまいます。これはすばらしい。ただ、まるのこの歯が1.8mm程度の厚みがあるので手引きの場合よりもこの誤差を考慮する必要があります。左から順番にパーツを切り出していくという手順が必要です。最初に板取図からカットする順番をよく考えておかなくてはいけません。難しい のは切り始めと切り終わりです。切り始めはまだしも切り終わりは、ガイドが不安定になるので慎重にしないと精度にかなり影響が出るようです。 ▲今日の成果 午後から始めたにもかかわらずカットの90%が終了しました。なんだか、「セーフティボーイ」の宣伝になってしまったような・・・。うーん、工作はいと楽し。私の場合はアンプにしてもスピーカにしても作ること自体が趣味なのかもしれないな。 モアの製作−2日目 07/05/20 さて、2日目。カットの残りと三角材を作る。 ▲すべてのカットが終了 ▲音道コーナー用の三角材 まるのこを45度カット用にしてセーフティボーイを使用してカット。チョー簡単に作れます。やはり仕事は道具です。 ▲第1音道の組み立て すぐに組み立てに入る。手順はスワンと同じなので全部頭に入っています。見えないところはとことんネジを使います。というのがこの大きさになるとクランプが使えないのですね。写真のようにハタガネでずれないように押さえておいてからネジを締め上げます。ネジはスワンのときに一箱買ってしまった安い30mmのコンパネ用。40mmはほしいところですが、もったいない(オイオイ)ので使用。 ▲第1音道を5番板に取り付けたようす 第1音道をボンドとネジで5番板に取り付けます。ネジは後で補強板をくっつけるので見えなくなります。 ▲今日の成果 うーん、パーツが大きいので1mmや2mmの誤差がすぐに出てしまいます。え、私がヘタだから?そうなんでしょうね。先が思いやられるなー。このくらいの大きさになると音道のR処理なんかどうでもよくなってしまいました。やってもやらなくても結果は大して変わらないと思うのです。今日はここまで。 モアの製作−3日目 07/05/26 さて、続き。内部パーツの組み立て。 ▲内部パーツ2段目の製作 これは二段目。ハタガネで固定してネジ止め。ネジ穴とネジの頭のダボ穴は先に加工しておく。 ▲ネックの製作 ネックの下部の補強部分の接着。これはネジが使えないのでボンドのみ。 ▲ネジ止めしているところ ▲3段目のパーツの製作 板取図を間違っていた部分。なんとか気づいて事なきを得ました。 ▲2段目と3段目を重ねた図。まだ接着してはいません。 ▲音道のR処理 やはり後で後悔するよりはやっておきます。ジグソーで45度カットして、60番サンダーで丸みを出しました。スワンのときはドリルとサンドペーパーを使いましたがはるかに早くて楽でした。仕上がりもサンダーの方がいいです。かなり水平に誤差が出ますが気にしない。 ▲パーツにペンキを塗って乾燥中 ペンキがつくとまずいところはマスキングしています。青く見えるテープがそれ。 ▲さらにニスを塗って乾燥中 写真だとどんどんできていくようだが、ペンキもニスも塗るのは根気が必要です。一番手前はネックです。オリジナルよりかなり短くしています(300mm)。音道内部にペンキとニスを塗りました。 ▲ヘッドの製作 ドリルで穴をあけて、ジグソーでカットしました。スワンのときはまわしびきのこだったので大変だった作業ですが、あっという間にカット完了。切断面はサンダーで平らにしました。そしてネックに取り付け。ボンドとネジを10本使って接着。ユニットがリスニングポイントを向くようにわざと10度傾けてあります。 ▲こんな感じでネックと接着 ▲今日の成果 さて、次はバッフルの製作にかかるわけだが爪付ナットの下穴とユニットに使うネジの大きさを調べた。 ユニットの大きさと取り付けネジの大きさの目安 8センチユニット、10センチユニット M4 12センチユニット、16センチユニット M5 20センチユニット以上 M6 爪付ナットの下穴の目安 M4の下穴 6mm M5の下穴 7mm M6の下穴 8mm となるようだ。 モアの製作−4日目 07/05/27 今日もいい天気、暑い。さて、続き。内部音道のニスにサンドペーパーをかける。 ▲音道のニスにペーパーがけをしているところ 暑くて汗がポタポタ落ちる。スピーカー工作は重労働である。 ▲内部パーツに仕上げニス塗りをして乾燥中 ▲側板のマスキングテープの位置あわせ 一応図面から位置を測ってマスキングテープを貼ったのだが、実際に合っているか確かめているところ。でかい。 ▲ヘッドの製作 ハタガネは高いのであるだけの工具でやろうとしている図。セコイと言うかビンボーというか。 ▲側板と背面板にペンキとニスを塗り乾燥中 ペンキが足りそうにないので超テキトーに塗ったらまだらになった。見えないから気にしない。ニスは二度塗り。 ▲セーフティボーイを45度カット用に変形したところ ▲前面と後面の補強板の加工。補強板のR加工の前にセーフティボーイを45度カット用にして切断した。 ▲切り口のようす この後、サンダーをかけてR加工を予定。今日はなんだか疲れてそこまでやる根性がなかった。 ▲円形バッフルの加工 ジグソーでカットした後、かんなでエッジを削っているところ。写真ではわからないがジグソーでのカットはでこぼこだ。ルータとかの方がいいのかな。 ▲円形バッフルのかんながけ この後サンダーでRを出す。 ▲円形バッフルの加工前(左)と加工後(右) ▲今日の成果。疲れた。 朝と夕方ではモチベーションがかなり違う。朝はやる気満々で「やれることは全部やってやる」、夕方は疲れて「もうどうでもいいよ」、という感じ。なので完成を急ぐよりは、疲れたら次の日にまわすことが一番よろしいようで。 モアの製作−5日目 07/06/02 午前中は草刈をしたので午後から続き。 ▲ヘッドの内部をペンキ塗装 切り口は低音を吸収するということなのでスワンのときもやったのだがペンキで塗装した。それにしても大きな頭である。20cmのユニットを収めるのだから当然といえば当然なのだが、スワンに比べると怪獣である。 ▲ヘッド内部のニス塗り ▲補強板のR処理 布の裏地の60番サンドペーパーがなかなか丈夫でいいみたい。これをサンダーの大きさに切って使っている。 ▲マスキングテープをはがしているところ ▲はがし終わったところ ▲内部パーツの組み立て 内部のパーツは中央ぞろえでビスとボンドで接着。最後の背面板を側板をあてがいながら位置決めしているところ。 ▲ようやく1個が完了 側板をビスとボンドで接着してようやく1個が完成。パーツが大きいとやはり誤差もハンパじゃなく大きいですね。職人さんたちは「ホゾ」とかを切っているようですが、そういう技術を使わないと正確には組みあがらないと思いました。写真ではわかりませんが、結構でこぼこがあります。底板と天板の接着時にはパテとサンダーの出番が多そうです。 ▲2個目を接着しているところで時間切れ ▲今日の成果 写真を撮り忘れているが、円形バッフルのR処理もやった。これはデザイン上のキモの部分なので丁寧にやったつもりだがまだでこぼこが残っている。 モアの製作−6日目 07/06/03 さて、続き。 ▲2個目の音道完成 2つ並べたら大きさ倍増です。ああ・・・やっぱりでかいよママン・・・。しかも並の重さではありません。音道部だけでもこの重さなのに底板と天板とヘッドをつけると・・・動かないんじゃまいか。 ▲内側バッフルの取り付け 内側バッフルをボンドとビスで取り付け。ジグソーでカットした穴がでこぼこなのがわかります。見えないから気にしない・・・・゚・(ノД`)・゚・。 ▲ヘッド部がほぼ完成 あとは角をカットして円形バッフルをつけるだけ。 ▲外側側板の加工 二重化した外側の側板の加工です。持ち運び用の取っ手を作ります。しかし、重いのでこの取っ手では運べそうにありません。運送屋が使うベルトを買って来ようと思っています。 ▲側板のR加工 ▲側板の接着 大量のボンドで外側側板を接着します。 ▲ボンドを均等にならしているようす ▲プレス圧着 と言いたいところですが全然重さが足りません。まじでプレス機がほしい。 ▲ボンドが乾くのを待っているところ ▲天板の内部塗装 天板と底板の内部塗装をします。ペンキを塗る前にマスキングテープを貼っているようすです。 ▲ペンキを塗ったところ ブラウンのペンキがなくなったので黒のペンキを買ってきた。余ったらラックを製作するときに使うつもり。 ▲外側側板の接着 もう片方の外側側板を取り付けているところ。ひっくり返すだけでも息が切れます。 今日はここまで。 モアの製作−7日目 07/06/09 さて、続き。 ▲背面補強板の接着 ▲例によってあるものでプレスしている図 ▲ヘッドの角をカットしているようす 今回もソーガイドが活躍。手引きです。キツイです。8箇所のカットで1時間くらいかかっています。 ▲カットした断面 ▲カット完了 簡単にできあるようにみえるかもしれませんが、すごく大変でした。まるのことかがうまく使える職人にとっては造作もない作業なんでしょうが。 ▲問題の凹凸があるところををサンダーかけまくりのようす ▲底板の接着 ハタガネが届かないのでネジとあるだけの重しで接着した。 ▲音道コーナーの三角材の製作 ▲大きな三角材はこのようにして作っています ▲正面の補強板の接着 ▲底板のR処理 ▲コーナー三角材にペンキを塗っているところ ▲三角材には大と小があります。狭い音道は小さい三角材。 今日はここまで。 モアの製作−8日目 07/06/09 さて、続き。 ▲三角材にニスを塗っているところ この後、ペーパーをかけてもう一度ニスを塗った。 ▲円形バッフルにビス穴を開けるための位置をマーク 下手をすると後でビスがうまく締まらないので慎重に。スワンのときはここで失敗した。 ▲ビス穴を開けているところ ビス穴は8mm。8mmのドリルを買ってきた。しかも、垂直な穴でないといけないので写真のツールを購入。 ▲穴を開けているところ 下に余材を敷いてやるととてもきれいにできあがります。 ▲穴あけ完了 今回はうまくいったみたい。 ▲裏側から爪付ナットを打ち込む しかし、これでは爪付ナットの厚みでヘッドと接着できないことに気づいた。 ▲ざぐり処理した 急遽ざぐりを入れることに。適当な工具がなかったので一番大きなドリルの歯でぐりぐりした。 ▲ネックを天板に接着しているところ ▲大量のボンドで接着 どうも水平があやしいので大量のボンドで少々のすきまをふさごうと思ったのだが、大量にはみ出してふき取るのに苦労した。 ▲ネックはボンドとネジで接着 28本のネジで締め上げた。 ▲木口テープ「ファンシーロール」 ネーミングは少しアレなのだが、いつものところで購入した木口テープ。21mmを20m、30mmを10m購入。よくくっついてくれます。やはり木口テープを貼ると見栄えが全然違います。高価ですが絶対お勧めです。 ▲木口テープを貼ったところ ▲R部分に木口テープを貼ったところ R部分に木口テープを貼るときは湿らせてから貼るとうまくいきます。 ▲ヘッドも木口テープ処理 ▲今日の成果 木口テープを貼るのに時間がかかって今日はここまで。だいぶ形になってきました。 モアの製作−9日目 07/06/16 さて、続き。 ▲音道コーナーの三角材の取り付け ▲開口部の三角材 ▲ゴムテープを貼っているところ 全部をくっつけると重すぎて一人では運べないので、天板はネジ止めして分割して運べるようにしようと思った。ということで、音漏れとかが気になるので1mm厚の両面ゴムテープを貼っているところ。両面テープだが、片側しか使用しない。 ▲今回使用したゴムテープ ▲円形バッフルの取り付け 取り付け位置は微妙にアバウト。 ▲ボンドが少し乾くのを待っているところ ▲プレス圧着 ▲配線したようす +同士をよっても意味がないような気がして+と−をよったものを二対使うことにした。ケーブルはたまたまあったもの。十数年前買ったスピーカーケーブルだと思う。物置に放置されたいた。 ▲ターミナルの位置はここ ▲音道に穴を開けて通したのでパテで補修したところ ▲天板をネジで止めたようす ▲10箇所ネジ止め ▲ほぼ完成の図 残る工程は塗装とターミナルの取り付け、最後にユニットの取り付け。 ▲ステインを塗ったところ 今回は「ダークオーク」にしました。水性だとばっかり思い込んでいたのですが、よく見たら油性・・・orz。臭いよ・・・。でも作業してみたら油性の方がよく染み込むような気がします。 ▲ステインを塗ったバッフル ▲側板の木目が美しい 今回はさすがに木目の上下は確認しています。 ▲ステインが濃すぎた よく混ざっていなかったんでしょう、最後の方になるとステインが濃すぎてなんだかムラになってしまった。拭いてもとれないよ・・・orz。塗料は最初によく混ぜてから使用しましょう・゚・(ノД`)・゚・。 ▲1回目のニス塗り ステインが乾いてからワックスを塗って、それからニスを塗った。今日はここまで。 モアの製作−10日目(最終日) 07/06/17 ▲ニスにペーパーをかける 蒸し暑い。汗だくでペーパーがけ。 ▲400番のペーパー ▲3回ニス塗り後 ニスがなくなってしまったので3回塗りで妥協。塗ってはペーパーをかけました。うーん、美しい・・・(自己満足の世界に浸る私でした)。 ▲R部分も美しい 木口テープの威力ですね。 ▲ターミナルの取り付け準備 こうしてあらかじめハンダをつけておくとあとが楽です。 ▲ターミナルへのハンダ付け ▲ターミナルの取り付け完了 ▲運ぶためにいったんヘッド部と胴体部を分離 ▲キャスターをつけたところ この重さなので部屋の中での移動はすごく大変。ということでキャスターをつけることにしました。三点支持です。 ▲ホームセンターに売ってあるゴムのキャスター 底の塗装はいいかげんです。ステイン1回、ニス1回のみ。 ▲部屋へ運びこんだようす いよいよ今回のスピーカ製作のクライマックスです。ここで一波乱が待ち受けているハズ・・・。ワクテカして待て。と言いたいところだが、なんと、かぁちゃん(家内のことです)が搬入を手伝ってくれたのです(´;ω;`)ブワッ。ありがとうかぁちゃん・・・。ということで製作記は大団円へと向かうのであります。 ▲いよいよユニットの取り付け あらかじめハンダをしておきます。 ▲ユニット取り付け完了 超高級(私にとっては)ユニットFE-208ES-Rを取り付けます。やったー、完成です!。モアの音はどんなだろう。あの10cmのスワンがあれだけの音なんだから・・・とすでに期待過剰wktk状態。 はやる心を抑えつつ結線作業。アンプに火を入れます。やはり最初はビル・エバンスのワルツ・フォー・デビー。あれ?箱がぽこんぽこん言ってる。低音は出るんだけど・・・こんなもの?うーん。と思ってスワンに切り替えてみる。すばらしく締まった音。ああ、あれだけ苦労したのに・・・orz。やはり板の素材が悪いのか、はたまた、作り方が悪いのか。 待てよ、よく考えたらユニットも箱も新品じゃないか。エージングが必要だ。ということでファーストインプレッションは散々でした。しかし、その後晩ご飯を食べてからおちついて聴いたら、20cmとは思えないほど高域があざやかに出ています、スワンの音(FE-108EΣ)がくすんで聞こえるほど。これはFE208ES-Rの特性のおかげでしょう。低音も箱鳴りは気になるものの朗々と出ています。やはりスワンの低音とは桁違い。体が揺さぶられるかのような低音です。エージングとともに音も締まってくるのでしょうか、楽しみです。 ということで製作記完。 やっちまった・・・orz 2007/06/21 うちのクソガキがやってくれました・・・、「ポチっとな」ってヤツを。 ▲Σ(゚д゚)ハッ・・・うわああああああぁぁぁぁぁ ▲ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン! な、なんてことを、こんな高価・・・Σ(゚д゚)ハッ、トップシークレットだった・・・。ごくり(言葉を飲み込む音)。心の中で「はぁ〜〜〜〜〜っ・・・orz」 かあちゃん「※※(子どもの名前)、お父さんに謝りなさい。」 ※※「ごめんなさ〜い。」 ▲両面テープの粘着力で引っ張り出すことに 気を取り直して・・・いや、取り直せないが一応できることをしてみようと・・・。 ▲なんとかここまで修復 ▲表面についた微妙なでこぼこは直らない 私の心の傷も治らないよ・・・。おろしたてのFE208ES-Rが早くもキズモノになっちまったよ。 ※※よ・・・お父さんが悪かった、ちゃんと防護ネットをしておかなかったからな。ぷっくりしたドームをポチッとしたい誘惑を抑えられなかったんだよな・・・。 ということで、お子様をお持ちのオーディオマニアのみなさん、防護ネットは必須アイテムです。 その後・・・ 2007/06/21 デッドスペースにセメントを入れた。 ▲デッドスペースにセメントを入れたようす モアのデッドスペースはその巨体のせいもあり結構大きいので、バケツ1.5杯のセメントが入った。これでもう一人では絶対動かせない。キャスターをつけて正解だった。まだ乾いていないが視聴。低音がぐっとしまってきた。でも、期待していたほどの低音ではない。なにが足りないのだろう。モア自体が低音が出ないのだろうか、はたまた、設計・製作をしくじっているのだろうか。ホームセンターの合板のせいだろうか。アンプが駆動力不足なのだろうか。いろいろ考えるがわからない。 何を基準にしているかというと、高校生のときに作った20cmのバックロードホーンである。記憶が美化されているのかも知れないが、腹にびしびし響く低音が出ていたように思う。ユニットはFE206かだったと思うのでユニット自体は今回の方が断然勝っているはずだ。Σ(゚д゚)ハッ、トーンコントロールか?高校生のときはドンシャリ派だったのでトーンコントロールで低音を強調していたはず。現在のアンプはトーンコントロールがないのでそういう小細工はできない。今度D55を作ってみて比較しよう(オイオイ)。 スワンと比較すると高音の煌めきがすばらしい。そして悠然とした臨場感は圧倒的に違う。エージングが進んでいくうちにその差はだんだん開いていくように感じる。もうスワンには戻れない。ただ、現在のスワンはユニットがEΣなので、もっといいユニットをつけてやればまだまだいけるかも。 その後2 07/07/02 エージングが進んだのか最近はしまった低音が出るようになった。以下、最近やったこと。 ▲ペンキ入りモルタルを入れたところ ▲おもりを乗せたようす 余ったセメントで専用おもりを作り、その上にMM-151Sを乗せています。 ▲モア(改)近影 トップページへ ※skpファイルはGoogle SketchUpというソフトのデータファイルです。Google SketchUpは以下から無償でダウンロードできます。 http://sketchup.google.com/download.html 見るだけならビューアが便利です。ビューアのダウンロードはこちら。 http://www.sketchup.com/?sid=40 Google SketchUp 6.0.*** Viewerのバージョンのものをダウンロード・インストールしてください。 |
||||
参考:モアは↓の書籍に掲載されています。 長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 図面集編 SpecialEdition 2 |