How to use Google SketchUp

〜 スピーカーのモデリング(初級編) 〜




初級編 07/03/28




 グーグルスケッチアップでスピーカーをモデリングするための方法の基礎的な部分のご紹介です。というか初級編しかないのですが・・・。板を作ってはくっつけていくだけなのですから。

(1)単位の設定


▲まず単位をmmにします

 「Window」から「Preference」をクリック。


▲「Metric Milimeters-3D」をクリックします

 ここで一端、グーグルスケッチアップを再起動します。すると単位がmmになっています。


(2)板の作成


▲30センチ四方の21mm厚の板を作ってみます

 ラインツールを選択して、適当な場所から右へドラッグします。このとき「On Green Axis」と表示されるようにします。この状態でマウスから手を離し、右下のテキストボックスに「300」と手入力します。



▲今度は下方向にドラッグします

 このときも「On Red Axis」と表示されるようにします。この状態でマウスから手を離して、右下のテキストボックスに「300」と入力します。


▲同様にもう二辺を描きます

 これで30センチ四方の四角形ができました。


▲次に「プッシュ/プル」ツールを選択し、今作った四角形の面をつかんで上に引っ張ります

 この状態でマウスから手を離し、右下のテキストボックスに「21」と入力します。これで30センチ四方の21mm厚の板ができたことになります。これだけでは後で移動したりするのに大変なので「グループ化」をしておきます(後でいろいろ加工する際にグループ化しておいた方が断然楽なのです)。


▲グループ化するには、「セレクト」ツールで作った図形を囲むようにドラッグします


▲選択された図形の上で「右クリック」をし、「Make Group」をクリックします



 これで板の完成です。スピーカーはこうして一枚ずつ作成した板をくっつけていけばできあがります。結構大変なんだなと思われるかもしれませんが、操作に慣れてしまうと結構早くできます。サイズが同じ板であればコピー&ペーストできるのでD-58程度のものであれば1〜2時間でできるでしょう。


(3)バッフルの作成


▲グループ化している図形を編集するには、選択ツールで図形を選択し、右クリックで「Edit Group」をクリックします


▲「テープメジャー」ツールでまず1辺の中心を測ります


▲ガイドポイントから板の中心を測ります


▲バッフルの中心のガイドポイントができました


▲「サークル」ツールを選択し、バッフルの中心から外側に向かってドラッグします

 この状態でマウスから手を離し、右下のテキストボックスに「半径」を入力します。


▲次に「プッシュ/プル」ツールを選択し、バッフル穴の表面を下方向にドラッグし「押し下げ」ます


▲「On Face」と表示された状態でマウスをクリックします


▲ガイドがもう必要ない場合は、「Edit」−「Delete Guide」で消去します


▲バッフルが完成しました。

(4)板と板の接着方法

 作成した板を正確にくっつけないと仕上がらないのはグーグルスケッチアップの世界でも実際の製作でも同じです。くっつける方法としては、「角を合わす」方法と「中央を合わす」方法の2通りしかありません。それでは実際にやってみましょう。

 まず角を合わせて接着する方法から。


▲300mm×50mm×21mmの板を300mm×300mm×21mmの板にくっつける例です

 まず、21mm×300mmの四角形を描き、「プッシュ/プル」ツールで50mmほど持ち上げます。


▲グループ化を忘れずしておきます


▲「Move/Copy」ツールを選択し移動しようとする図形の角をクリックします


▲合わせたい位置までマウスを移動します

 このとき「Endpoint in Group」という表示が出ていることに注意します。


▲正確に角と角が合って接着が完了しました。

 次はパーツの中央で合わせる方法です。


▲移動しようとするパーツの「Midpoint in Group」をクリックします

 これはある程度図形を拡大表示しないと選択できない場合があります。


▲接着相手の「Midpoint in Group」の位置までマウスを移動します

 これはカンで真ん中あたりを探っていくと表示してくれます。位置が決まったらマウスをクリックして固定します。


▲正確に中央ぞろえで接着できました。

 以上がグーグルスケッチアップでスピーカをモデリングする際のテクニックのすべてで、これの繰り返しでできてしまいます。まぁ、あと回転ツールとかは結構使いますが・・・。みなさんも自慢のオリジナルスピーカを製作する前にグーグルスケッチアップでモデリングしてみて仕上がりを確認してみてはいかがでしょうか。




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