〜 再びオーディオに目覚めるきっかけになったアンプ 〜
真空管アンプを作ってみた 06/08/20 この記事を読んでからというもの、いつか作ってみたい、という思いが日増しに強くなっていて、夏休みという昔の思い出も後押ししついに買ってしまいました、真空管アンプキット。実はアンプキットの製作はこれが4台目で、中学生の頃に石のキットを2台作りました。あのオーディオブームの頃ですね。 それから社会人になってラックスマンのキット作りました。たしか15万円くらいしたかなー。石のプリアンプとパワーアンプ。あれから数十年、ハンダごても使うことがなくさびついてしまっていました。 さて、今回購入したキットは、エレキットは「TU-880」という製品でフォノイコライザがついてて、レコードプレーヤーからの入力ができるというお手軽なヤツです。 ▲キットの内容物はこんな感じ。 はやる心を抑えつつ、ハンダごてに火を入れます。説明書はプラモみたいに親切に書いてあり、小学生でもわかるくらい。基盤に指示どおり部品を取り付けてハンダ付けしていきます。 ▲ひとつひとつよく確認しながら進めないと、あとで大変な目に(ハンダを吸い取ってはずす)あいます。 ▲基盤への部品の取り付けが完了 ▲裏側はこんな感じ。 これで基盤が完成しました。いよいよシャーシの配線です。あー、楽しいです。何もかも忘れてハンダのにおいの中で製作に没頭している自分がいます。 ▲配線完了 さーて、アンプに火を入れてみますか。もう使わなくなって物置になっていたホコリだらけDENONのプレーヤーを引っ張り出してきました。 ▲電源オン! いつもながら緊張します。バチッとかいって火花や煙が出るんじゃないかとかドキドキします。ほんのりと真空管が赤みを帯びてきます。これまた押入れの奥にしまってあったテキトーなアルバムを引っ張り出してきてターンテーブルに載せて、針を落とします。 本当にテキトーに選んだアルバムはチャーリーパーカーでした。ボリュームを上げてみます。アレ?音はするのですが蚊のなくような音です。入力端子を間違えていました。「IN2」がフォノ端子でした。接続しなおして再度ボリュームを上げます。おー、鳴っています。感動です。レコード特有のプチプチという音が聞こえます。なんと、なつかしい・・・。あー、音が体に沁み込んでくるようです。やっぱり自作した機械の音は、自分にとっては一味違うのですね。 気をよくして、CDプレーヤーも作ってみました。同じくエレキットの「TU-881CD」という製品です。これって限定生産で本家にはもうなくてネットを探し回りここで見つけました。 こんな感じです。CDとレコードが聴ける環境になりました。さて、ジャズピアノを聴きながら焼酎でも飲みますか。至福のときですなー。 あー、真空管アンプにはまりそうな自分がこわい・・・。もう次のことを考えています。こんなの作ってみたいです。 いい音なんだけど・・・ 2007/12/24 TU-872LEの真空管が1本オシャカになったので、しかたなくこのアンプで聴いているのだが、高域ののびは872LEよりすばらしく低音もそこそこ出ます。でも、「やかましい」印象なのです。872LEを聴いている時間が長かったせいもあるのかもしれないが、どうも音が薄っぺらい感じがする。 ▲TU-880近影 で、このアンプとスワンの組み合わせは非常によいのだが、モアとの組み合わせはぜんぜんダメ。FE208ES-Rの高域特性が災いして本当に「やかましい」。しっとり感がないというか、中低音が薄いからだと思う。やはり球の値段の差は歴然として出るのだなと思った次第。20万円超の管球アンプってどんな音なんだろう。聴いてみたいものである。 トップページへ |
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