D-57

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〜 立ち姿が超美しい20cmBH(長岡先生設計) 〜
Original Design - Tetsuo Nagaoka





D-57のモデリング 07/011/25



 D-57のモデリングです。カタチ的にはとても均整が取れていてスマートですね。ただ、美しいというだけではD-57を作るという動機としては今一歩。どういう場合にこの貴婦人を選択するのでしょうか。いずれにしてもこのスピーカの立ち位置がビミョーですね。データはこちら。「D57.skp」をダウンロード(zip形式で圧縮しています)


▲フロントビュー


▲音道のようす


▲D-57(左)とD-58ES(右)
こうして並べてみるとD-57って本当に美しいですね。なんだか美の黄金率にはまっているみたいです。D-58ESがメタボに見えてしまいます。



▲板取図。21mmサブロク合板6枚で作ります。
この板取図は私の改造版です。先生の板取はあまりにもムダが・・・。板取図のデータはこちら。「D57-itadori.skp」をダウンロード(zip形式で圧縮しています)
側板は550mmぴったりでは足りなくなりそうなので長岡先生は553mmで板取されている。28と29、26'と27'はそれぞれ3mmずつ増やした方がよいだろう。



▲板番号(これはD-58のものですが、底板と側板以外は同じです。手抜き)


7番板の怪 2007/12/19

 鈴原様がこのページで7番板の長さ、つまり、第1音道から第2音道へ続く空間の長さを指摘されている。

▲7版板は17番板と同じ長さ

 私は上記ページを見るまでまったく気がつかなかったのだが、一般的に考えると前後の音道の高さ(第1音道が60mm、第2音道が70mm)からみて、明らかに127mmは大きすぎる。普通なら次の音道の高さ程度にするのではないか。実際、長岡先生のD-58の製作記事では7番板は330mmになっているという。


▲製作記事での7番板は330mm

 7番板が330mmなら第1音道から第2音道へと続くスリットは上図のように77mmとなる。第2音道が70mmであることを考えるとこのくらいが適当だろう。私の推理はこうだ。
「D-57の板取図を担当した編集者が7番板の寸法を17番板の寸法と間違えたケアレスミスである。この間違いを引きずったままD-58の板取図も作成された。

▲D-58ESの場合

 その根拠となるのがD-58ESの寸法である。こちらでは7番板は330mmとなっているのである。もしこれからD-57とD-58を製作するのであれば、私なら7番板の寸法は迷わず330mmにするだろう。


7番板の怪(解決?) 2007/12/20

 またまたメールで教えていただいた。ありがたいことである。
D-57の7番板については、STEREO誌'95年7月号の製作記事内で『背圧の点ではD-57の方が楽だ』と書かれていますし、同誌に掲載されている図面も7番17番ともに300x280ですから、その線は無いと思いますよ。
 そりゃそうだ、長岡先生が板取を編集者に丸投げをされるはずがない。ということでD-57の7番板は280mmが正解のようです・・・。で、D-58の製作記事の写真が330mmになっているのは、D-58の板取図の下に注として「板7は330mmと280mmの2種類からどちらかを使用」と書かれている。つまり使用するユニットによってどちらかを選択しなさい、背圧が気になるなら280mmを使えということなのだろう。


7番板の怪(解決!!) 2008/04/14

鈴原様よりメール。真相が判明したとのこと。
先生はD-57の時から330mmで設計されていたのですが、板取図に起こす際に280mmの17番板と混同されそのまま工作、D-58も当初そのミスが引き継がれたものの、後で先生が気づかれて工作は330mmで行われたものの、板取図修正は初版の出版には間に合わなかったそうです。
ということです。先生のミスだったのですね。やれやれすっきりした。今後D-57を制作される方、7番板は330mmが正解です。


天板を二重化してみた 2008/01/05



▲天板を二重化してみた


▲板取図
 この板取からは背面補強材は取れない。





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参考:D-57は↓の書籍に掲載されています。


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