D-3mkUのモデリング 08/01/20 D-55やD-58などがある現在、過去の名作となってしまった感のあるD-3シリーズであるが、実はこれが決して捨てたものでもなく、今でも選択肢のひとつになり得るのではないかと思うのだ。というのは、すでにサーバのパーミッションが変更されてしまって見ることはできないのだが、以下のページ、 www.nihonkai.com/tam/d58es/6.htm のグーグルのキャッシュを読むと、 (この方が製作されたであろうD-58ESは、)全く以てホーンロードがかかってないような音がしている。ホーンロードがかかると高域が減衰し,それと引き換えに中低域の情報量が増大するのだが,そんな素振りすら見えない。 音量をあげるとホーン開口から低域が出てきているような錯覚にもしばしば陥った。 しかし錯覚だった。というナーバスな記述がある。この記述からは、この方が過去にスワン、スワン21mm、D-7など数々のスピーカを製作されたことがうかがい知れる。そのような人がD-58ESだけ製作ミスをすることは考えにくい。ただし、オリジナルを忠実に製作したかといえば、これだけのツワモノ、数々の補強や工夫をされているに違いないのだ。したがってこれをもってD-58ESが低音が出ないと言い切るのは早計である。 ただ、これを手がかりにさらにぐぐるとD-58ESが一部で相当不評のようなのだ。それも低音が出る出ないの議論が多い。つまり、出ているとしても上記のような感じ方をする人がかなりの割合で存在するということである。ということはほとんどの人が「これは出ているね」というような「本当」の低音は出ていないと評価する方が自然である。 そこでだ。過去の名作となって忘れ去られていたD-3系の復活なのである(少し・・・いや相当強引な展開だが)。これなら長岡先生の設計をいじらず本来の低域が出るのではないだろうか。D-58系の改良についてはD-58ESのページで研究してみたい。 データはこちらから。「D-3mk2.skp」をダウンロード(zip形式で圧縮しています) ▲完成図 ▲音道のようす ▲板取図(21mmサブロク 3枚) たった3枚で1セットできるのでCP抜群なのだが、背面板がツギハギだったりそれなりに剛性が気になる。これは後日徹底的に改造する予定である。 ▲板番号 トップページへ ※skpファイルはGoogle SketchUpというソフトのデータファイルです。Google SketchUpは以下から無償でダウンロードできます。 http://sketchup.google.com/download.html 見るだけならビューアが便利です。ビューアのダウンロードはこちら。 http://www.sketchup.com/?sid=40 Google SketchUp 6.0.*** Viewerのバージョンのものをダウンロード・インストールしてください。 |
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参考:D-3mkUは↓の書籍に掲載されています。 長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 図面集編 SpecialEdition 2 |